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山中伸弥教授がノーベル医学生理学賞を受賞!

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    すでにニュース等でご存知かと思いますが、京都大学の山中教授がノーベル医学生理学賞を受賞しました。
    医学生理学分野での日本人の受賞は二件目ということで快挙でしたね。
    おめでとう御座います!

    テレビで拝見する限り、偉ぶらずにフランクな感じで、また大学(神戸大学の医学部出身)の大先輩ということもありましたので、勝手に身近な存在として非常に嬉しく思っています。

    「iPS細胞」というキーワードは以前よりニュースで見聞きしてましたが、あらためて情報収集してみると、スピード受賞に至った理由がわかる気がします。
    特に、細胞移植治療などの再生医療に活用できるようですが、難治性疾患の患者さんには期待の星なんだろうと思います。

    調べてみて興味深かったのが、人間の皮膚などの体細胞に極少数の遺伝子を導入して数週間培養すれば、比較的容易に「iPS細胞」に変化させられるということ。
    この分野に知識のない私には全く分かりませんが、数多くの遺伝子の中から4つの遺伝子(Oct3/4, Sox2, Klf4, c-Myc)を見出して導入した結果だそうです。
    ん〜、一件複雑に見える事象も、意外とシンプルなものなのかもしれません。。

    従ってこの「iPS細胞」を神経細胞や臓器に分化させ移植することができれば、再生医療の大きな発展に繋がるようです。

    もう一つ意外だったのが、これらの研究に国が積極的に支援していたこと。
    文部科学省の「再生医療の実現化プロジェクト」をはじめ、すでに国家予算から数百億円が投下されているようです。山中教授曰く、この研究には莫大な費用が掛かるようで、分かりやすく言うと1回の培養で100万円前後の費用が掛かるようです。

    色んな面で国策の弱い(無い)日本という印象が先行してますが、「やるじゃないか日本」と思いました。
    こういった人類、全世界の人たちに役立つような取り組みを日本が先導して貢献できたらと思います。そのためには、私たち社会人も沢山稼いで少しでも多くの税金を納めることで、未来に向けた研究費を支えられたらと思います。

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