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葬儀屋さんに学ぶマーケティング手法

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    今週は夏期休暇明けでバタバタとしていらっしゃる方も少なくないと思いますが、この時期残暑というにはまだ早い気候ですね。。

    今回は、この夏期休暇にあった出来事から、BtoBマーケティングのヒントになる情報をお伝えしたいと思います。

    タイトルにも明記しましたが、夏期休暇中、ふと自宅のポストに投函されていた葬儀屋さんの情報誌に目がとまりました。
    いつもなら捨ててしまう対象の配布物ですが、休暇中ということもあってか、自宅に持ち帰って何気なく開いてみると、「へぇ〜葬儀屋さんも頑張っているなぁ」と♪

    ゆきげパンフ
    ※神奈川県生活協同組合連合会20生協の共同出資会社が運営する「ゆきげ」

    葬祭サービスや仏壇・仏具を一般消費者向けに販売している訳ですから、BtoCマーケティングということにはなりますが、BtoBと同様に情報収集期間が長いといいますか、確かに自身の葬式であれば人生で一度きりですし、実際に検討・依頼する人でもそう何度も経験しないようなことですので、必然的に検討期間は長くなるともいえますし、準備していなければ突然選択を迫られるということになります。

    しかも、その必要となるタイミングは誰にも分からない訳です!

    そこで、20〜30歳代の我々はともかく、40歳以上で自身の葬式やお墓に関して興味や意識が高い人、あるいは両親や親類など、大切な人の「もしものとき」のために情報収集するような方との接点を数多く確保しておきたい、というサービス提供側の考えが見え隠れします。

    しかしながら、そういった方々(お客様)は具体的に問い合わせるほど、そもそも葬式に関する情報が不足していたり、気軽に情報収集できる手段が少ないといった背景が存在しています。
    人によっては、一度業者に問い合わせしてしまうと、後でしつこく営業されてしまうのではないか、といった心配もあって、情報収集を躊躇っているかもしれません。
    そこで、「ゆきげ」のホームページをご覧頂ければと思いますが、気軽に情報収集できる冊子が幾つかのテーマで複数用意されています。

    ゆきげHP
    ※画像部分をクリックすると、上記サイトを閲覧できますが、リンク切れの場合はご容赦ください。

    ◆大切な人のお葬式 もしもの前に

    ◆そろそろ他人ごとではない人生のエンディング

    ◆初めての 遺言・相続で後悔しないために

    ◆後悔しない霊園選び


    などなど、ターゲットの興味対象や問題意識に対するコンテンツが一通り網羅されているように感じますね。

    資料請求のフォームに進むと、発送に必要な基本情報に加えて、
    「今後お葬儀に関する新しい情報をご希望されますか?」
    といったパーミッション(許可)をとるように設計されてます。

    また、ターゲットの大半が高齢者ということもあり、Webサイトからの資料請求だけではなく、先ほどの配布物に請求用のハガキなど、他の手段も当然のごとく用意されています。

    ゆきげパンフ裏面

    企業サイドとしては、お客様のニーズに合わせた質の高いコンテンツ(情報)を用意・提供する見返りに、大切な個人情報をリード(見込客)として預かります。

    この様な取り組みは、BtoBにおけるマーケティングでも一層努力が必要なテーマであり、お客様のお役に立とうとする企業の姿勢が試されている部分かもしれません。

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